- 病院
今日は年に一度の定期健診のため病院に行ってきた。血液検査と尿検査の結果も特に問題なく健康な状態だった。病気で入院してた苦しい時期を思い出すのでこの病院に行くのは本当に嫌なのだが、こうやって今の自分が健康であるのをちゃんと知れて、退院して8年以上経った今もサポートしてくれるのは有難いことだと思う。
高1の冬にバーキットリンパ腫という腫瘍が回盲部のあたりに見つかり、摘出手術のあと再発防止のため3か月ほど抗がん剤治療を受けて入院していた。抗がん剤の副作用で入院中はほとんど体調が悪く、髪の毛もすべて抜け落ち、薄暗い病室で3か月も過ごしていたことで精神的にも病んでしまった。高校も4か月間休んで、その間に学年も変わったことで勉強にも学校生活にもついていけず（というか勉学に励む気力がなくなり）、高2の夏休み明けに通信制の学校に転学した。通信制に移ったことで勉強もほとんどやらなくて済むようになり、クラスもないから人と関わる必要もなくて、ここで自由を与えられたことで楽することばかり覚えてしまった。大学に入っても「自由で楽する」ために部活やサークルに入らず、人と関わろうともしなかったため、友達が一人もできないままぼっちで4年と半年を過ごすことになり、人間的にかなり拗れてしまった。
病気していなければ今ごろ自分の人生はもう少し良い方向に進んでいたんじゃないか、と思うときが未だにあったりする。でも、きっとそれは「たられば」であって、病気してようがしてなかろうが今のパッとしないダメな感じの人生になっていたのだろう。何度か変わるチャンスはあったけど、そのたびに怖くて耐えられなくて逃げてきたわけだし。仕事を始めたとはいえ、未だに「自由で楽する」ことが根強く残ってるから、人との関わりは最小限にして、勉強や筋トレなどの自己研鑽にも励まず、休日はほとんど寝てるだけのダメ人間になってしまっている。
どうにかして抜け出さないといけないのは分かってるが、動き出すためのやる気と勇気はまだない。自由で楽したいので。
P.S.
病院に行ったという話だけ書くつもりが自分語りに発展してしまった。
